FXの売買手法

ブレークアウト

【ブレークアウト】

■ブレークアウトとは■

ブレークアウト(Break Out)を直訳すると「突破する」とか「突然発生する」というような意味ですが、 為替相場においては、新たな局面に入る値動きが起こることをさします。 例えばボックス相場を上下どちらかに抜いた場合は代表的なブレークアウトと言えます。 FXの売買手法としてのブレークアウトは、基本的にトレンドフォローの手法になります。 相場が動き始めた方向に素直についていく手法だからです。 昔から相場の格言に「放れにつけ」という金言がありますが、ブレークアウトの有効性を表したものです。

■抵抗線のブレークアウト■

抵抗線の突破はもっともよく見られるシンプルなブレークアウトです。 上昇中(下降中)の相場で上値抵抗線(下値支持線)となっているトレンドラインや移動平均を 下抜いた(上抜いた)場合がブレークアウトになります。 また、上値抵抗線と下値支持線がセットになっているような場合、つまり下図のようなもちあいになっている場合に 起きるブレークアウトは、さらに信頼性が高いと言えます。

■IRブレークアウト■

取引開始から一定時間内で形成したレンジ(IR=Initial Range)を抜ければ、それをフォローする手法です。 取引開始から1時間程度は売買がもっとも活発。 その間にボックス圏が形成され、取引が一段落した後でこれをブレークすると、トレンドが出やすいのです。 基本的に株式や先物などの取引所取引で用いられる手法です。 FXの場合は24時間取引なので、明確なイニシャルレンジは規定できません。 ただ、次のように考えて応用することはできます。

◆東京、ロンドン、ニューヨークなど主要市場の8時~11時または9時~10時に形成されるレンジ
◆雇用統計などの重要な経済指標の発表後30分から1時間で形成されるレンジ

■ボラティリティー・ブレークアウト■

ボラティリティー・ブレークアウトというのは、相場が静から動に転じることを言います。 それまで小動きだった相場が何らかの要因で大きく動き出す場合のことです。 これを端的に表すテクニカル分析がボリンジャーバンドです。 ボリンジャーバンドの大きな特徴は、相場の動きがおとなしいときにはバンドの幅が狭まり、 相場の動きが激しいときにはバンドの幅が広がることです。 バンドの幅がくびれたように狭くなり、そこから急激に広がる場面は相場が静から動へ変化することを示唆しています。 これがチャンスになるのです。
図ではAの部分がそうです。結果としてあまり大きなトレンドにはなっていませんが。 Bの部分も典型的ではないものの、やや該当するパターンになっています。 いずれも、相場が動きだす前のある程度の期間、±1σ バンドの間で揉みあいが見られます。 こうした状況からどちらかに相場が振れたときは注目すべき場面になります。

■4週間ブレークアウト■

非常にシンプルですが有効な売買手法の一つに「4週ルール」というものがあります。 ◆過去4週間でもっとも高いレートがついたら買い建てる(売り建玉を持っている場合は決済する) ◆過去4週間でもっとも低いレートがついたら売り建てる(買い建玉を持っている場合は決済する) この「4週ルール」もブレークアウトによる売買手法の一つです。 また、このルールでは常に建玉を保有していて、途転を繰り返すことになります。

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